太田忠司 「ミステリなふたり」 幻冬舎行動派な刑事の奥様とイラストレータで主夫で安楽椅子探偵なだんな様が主人公の短編推理小説集。ちょっと重苦しい部分のある長編が多い作者にしては、非常に軽く犯罪を扱ってしまっていますが・・・・。霞兄妹シリーズや狩野少年シリーズとは別物だと思って読むしかないですか・・・( ^-^ )東野 司 「鋼鉄の天使」(よろず電脳調査局ページ11 シリーズ) 徳間デュアル文庫 徳間書店ネットワークが進んだ世界での物語。かなり以前の作品に「ミルキーピア」シリーズという電脳世界にダイブできる特殊能力をもった主人公のネットワーク探偵モノがありました。それに連続する世界でやはりネットワークのよろず事件解決所ともいえる「ページ11」という調査局が舞台。小中 千昭 「深淵を歩くもの」 徳間デュアル文庫 徳間書店映像制作、演出、脚本と進んだ作者が小説家として書き溜めた短編の文庫です。「怪奇と幻想」を題材に「永久機関」「クトゥルー」といったものをちりばめた物語たち。『異形コレクション』シリーズに掲載されていた作品も一同に集めてのオリジナル短編集。特撮好きにはたまらない一冊です。野尻 抱介 「ふわふわの泉」 ファミ通文庫 エンターブレインハードなSFとして分類できるかもしれません。石原藤夫「ハイウェイ惑星」のようなテーストといえるでしょう。ほんわか、ファンタジー調ですが、設定は科学的( ^-^ ) 。どたばたともいえます。かなり、シュールな笑いも。吉田 直 「トリニティ・ブラッド 〜 フロム・ジ・エンパイア」 角川スニーカー文庫 角川書店Rage Against the Moons(通称 RAM)編の初文庫本。Reborn On the Mars(ROM)シリーズという書下ろしと雑誌連載であるこのシリーズが平行して進行しています。視点も違うし片方では、ナサケないやつがこちらではバリバリとか言う風になっていたりと両方読むと2倍おいしいかも(?)麻生 俊平 「運がよければ事件解決」(無理は承知で私立探偵3) 角川スニーカー文庫 角川書店どたばたです。笑いましょう。重めの物語シリーズが多い著者ですがたまにはこんなのもよいのではないでしょうか。冴木 忍 「両手をひろげて!」(新・風の歌 星の道 5) 角川スニーカー文庫 角川書店本編だったレティシアの旅が終わってその娘セラフィンの “義務のたび”編の第5弾。妖魔のエライ人(?)リルちゃんを引き連れ、 “黒獅子”ディスクリートを巻き込んで、またまた冒険の旅です。
岡野玲子 「陰陽師」(10) 花とゆめコミック 白泉社夢枕 獏 原作のマンガです。今流行りの安倍清明を主人公に源 雅博などがでてきますが、原作にさえ影響を与えてしまうほど面白い作品になってます。
高橋みどり 「オーダーメイド」(4) モーニングKC 講談社題名の通りテーラーのお話なんですが、主人公が女の子。ちょっと、できすぎたお話が多いけど、心温まるストーリーですし、知らなかった仕立て屋さんの仕事がわかるので興味をそそられます。槙村 さとる 「Do Da Dancing!!」(2) ヤングユーコミックス 集英社ダンシングジェネレーション、NY☆バードなどダンスやバレエの世界を舞台にした少女漫画を過去に描いていた作者がLady'sでバレエの世界を舞台に少女漫画では描けなかった大人っぽい(普通の)感覚の恋愛を描いてます。月刊誌です。「メロディー」6月号 白泉社ある方いわく、「ごった煮」の雑誌です。少女漫画を標榜しながら、じつは・・・・・。男も読める雑誌かもしれません。槙村 さとる 「Imagin 29」(2) ヤングユーコミックス・コーラスシリーズ 集英社
一条 ゆかり 「天使のツラノカワ」(3) ヤングユーコミックス・コーラスシリーズ 集英社青山 剛昌 「名探偵コナン」(32) 少年サンデーコミックス 小学館
佐藤 史生 「打天楽」(ワンゼロ番外編) 小学館文庫 小学館